香りの分析 〜fragrance analysis 〜
柑橘系果実・ハーブ類・ウッディの3つの要素が表現する“野生の水”(Eau Sauvage)は、クリスタルのような透明感溢れるフレッシュな香り。
現在となっては“古典的”と評されるオー ソバージュだが、発売された1966年には当時のメンズフレグランス界に新しい香りの風を吹き込むような革新的な香りであった。
全体的な調香は柑橘・ハーブ・ウッディの3つの柱が織り成すコンビネーションにジャスミンやオリスなど、花々の優しい香りが融合した瑞々しい仕上がり。
ひと噴きした瞬間のトップノートはレモンとベルガモットの柑橘系が表現する非常にフレッシュな香りと、こちらもすっきりとしたハーブの香りの代表格であるローズマリーとグリーンリーフ様のバジルが加わった非常に爽快な香り立ち。ミドルノートはジャスミンやオリスなどのフラワー様の香りが少しずつ主張をし始め、トップノートから続くフレッシュな香りに優しさとまろやかさを与えている。そしてラストノートのウッディ系の香りは一転して男性的で落ち着いた雰囲気を醸し出します。
オー ソバージュはしばしばユニセックスの香りと評されることがありますが、実際はとても男性的な香りです。香りの持続性も高く、最初のフレッシュな印象は最終的には深い男性的な香りに変わります。 また、加齢臭を気にされる年代の方の夏の香水としても最適な香水です。
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