香りの分析 〜fragrance analysis 〜
エキパージュとはフランス語でチームワークや自分が属するグループに貢献しようとするメンタリティを意味しています。
そのボトルにもトレードマークとしてボートを数人で漕ぐ姿がデザインされており(オリジナルボトルのみ)、社会に貢献する大人の男性の成熟した精神性がコンセプトとなっている円熟した男性の魅力を表現する香水。
エキパージュのトップノートはクラリーセージ、ローズウッド、メース、ベルガモットなどのグリーンフレッシュな香りにタバコ香料をプラスし、スモーキーな印象を醸し出しながら、カーネーション、ジャスミン、パイン、スズランなどが爽やかな甘さを加えて、ハートノートで香りに幅を持たせている。ドライダウンはモス(コケ)やベチバーなどの落ち着いた土臭のある香りで落ち着きを演出する。
エキパージュの香り全体の印象は確かにスパイシーな香りだが、そこまで刺激的過ぎるわけではない。甘さというよりもミドルノートのフローラルとドライダウンのモス(コケ)が融合したパウダリー様の香りが最後に残るのが印象的。現代社会をチームワークで生き抜く有能な男性を印象付ける香り。 |