香りの分析 〜fragrance analysis 〜
エッセンシアは山奥に佇む森林を思わせる重厚な香水。全体的な調香は、針葉樹類の天然香料や針葉樹(松など)のような香気を持つ天然香料をトップノートからベースノートにまで含み、一貫して森林のような香り感じることができる。
トップノートには針葉樹の香調を持つジュニパーベリーと“グリーンペッパー”という異名を持つガルバナムが強いグリーン様の香りを作り出している。
ミドルノートはネロリやジャスミンのフラワー、クラリーセージ、バジル、ゼラニウムのハーブの香りにパインニードル(松の一種)がスパイス的に加わった優しい印象。
ベースノートは樹脂系のシダー、土臭のモス(コケ)というベースノートの定番香料に加え、強力な松林の香気を持つ、シベリア原産のファーニードル(松の一種)が融合することにより、かなり濃厚な森林様の香りを構成している。また、ロエベを象徴するレザーの香りも含まれている。
エッセンシアは派手さとは無縁の、大地のような力強さを感じさせる香りです。また、現代の香水にはない香りの豊かさを同時に感じることができるはずです。上品で奥深い香りは、精神的に豊かな、懐の深い男性をイメージさせます。 |