香りの分析 〜fragrance analysis 〜
マホガニー色。ギターや家具などに使用される淡紅褐色の木材の品種名に由来し、このように呼ばれるようになった。その独特の光沢と重厚な色目から「高級」な雰囲気を醸し出し、高級家具はもちろんのこと、革製品などにも好んで使用される色である。
そのマホガニー色を思い浮かべてみると漂ってくるようなその香りがエトロ、マホガニー。深く、豊かであり、それでいて所々にピリッとした辛みがアクセントの香りは、まろやかでも少し刺激がある微妙なバランスを感じさせます。
新しい自己実現の形としての「香り」を提唱するエトロ。自分の感性に正直に、手にしたい感情を香りで捕らえるコンセプトはマホガニーに成熟・官能・神秘性・セルフコンフィデンスといったテーマを与え、身に纏う人の心からの欲求を刺激し、本能を呼び覚まします。
森林に足を踏み入れた時、鼻先をかすめる針葉樹のハーバルで少しにがみのあるトップノート。続くミドルノートは樹木とラベンダーの爽やかな香りに、フラワーの甘みがブレンドされたコンプレックスノート。ベースノートは樹木のマホガニーが表す重厚感を、樹木の温かさや樹液(アンバー)の甘み、スパイスなどで表現したロングラスティングノートです。
身も心も豊かな、成熟した女性に相応しいマホガニー。知性派女性の秋冬向けの香水としてお楽しみ頂けます。 |