香りの分析 〜fragrance analysis 〜
モリニューはアイルランド人のエドワードモリニューが1918年、パリにオープンしたファッションブランド。ネイビーブルーやブラックを好んで使用し、シンプルで完璧なフォルムを有したコンサバティブなファッションを提案した。
モリニューが創り出す香水もファッション同様、シンプルでエレガントなイメージ。
フローラル・フルーティの香りは一般的に軽やかな甘さを伴うが、クォーツは落ち着いたトーンの甘さを持つ大人のフルーティ。
ピーチとメロンの香りが印象的に表れるフルーティノートはローズ、ジャスミン、カーネーションなどのフラワーブーケと融合し、可憐な印象に。軽やかな香りに落ち着きを与えるのは、非常に持続性のあるベースノートの構成。モスやサンダルウッドがウッディの深みを、そしてベンゾインとアンバー、ムスクなどが温かさと持続性をもたらし、香り全体に霧がかかり、少しくぐもったような、香料業界ではパウダリーと表現される香りとなる。
はじけるようなフレッシュさとは対極的にある、穏やかな甘さがずっと続く香りはクラシカルでレディライク。 優しくエレガントな女性を演出できる香水です。
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