香りの分析 〜fragrance analysis 〜
華やかなパリ中心部とは異なり、独特の空気が漂う“パリの左岸”=リヴ ゴーシュ ヒッピーである意味ボヘミアン的な思想が根付くリヴ ゴーシュには、自分に正直に自由に生きる人々が集う。
1970年、自立した自由な女性に贈られたイヴサンローランのフレグランス、リヴ ゴーシュは、根底に流れるポッシュで華やかなパリのエスプリはそのままに、女性の精神的自由を表現したフレグランスである。
中心となるのはローズアブソリュートやマグノリア、ガーデニア、イランイランなどのリッチフローラルノートであるが、重たく濃厚な香り立ちではなく、凛としたシャープなフローラルノートに仕上がっている。そして、そのフローラルノートにはアルデハイドが程よく調合されているのだが、香りが効果的に広がるため、周囲に輝くような強い存在感を感じさせている。
リヴ ゴーシュの香りには隠しても隠し切れない「品の良さ」があるのだが、それはまるで育ちの良い女性がわざと粗雑に振舞う様子に似ている。斬新な調香の中にあるクラシカルな風情は香り全体の「格」を上げており、身に纏う女性に自信を与えてくれるのである。
ワンプッシュでレディライクな女性に変身、男性用香水リヴ ゴーシュ プールオムをエスコート代わりにカップルでも楽しめるフレグランスです。
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