香りの分析 〜fragrance analysis 〜
カラフルでヴィヴィッドな色使いと大胆なプリント柄が印象的なファッションブランド、エマニュエル・ウンガロ。ウンガロのフェミニンで斬新なデザインを香りで表現したセンソは眩いほど華やかなフローラルフルーティの香り。
エマニュエル・ウンガロはイタリア人の両親の元、フランスに生まれた。音楽好きの父親からのイタリア的教育と彼の育った色鮮やかな田園風景は、後の彼のファッションデザインに多大な影響を及ぼし、多彩な色を使用したデザインへの導きとなった。
センソとはイタリア語でセンス=感覚の意。エマニュエル・ウンガロの煌めくような色彩感覚はしっかりとセンソにも投影され、幾重もの香りのハーモニーを紡ぎ出している。
トップノートはベルガモットやマンダリンなどの柑橘系果実と瑞々しい甘さを醸し出すピーチやプラムがキュートな女性を表現。続くミドルノートはまるで色彩の洪水のようにローズ、ジャスミン、カーネーション、蘭、チュベローズなど多彩な花々で構成される。ベースノートには保留剤の役割をする香料が多数含まれるため、センソの華やかな香りが豊かに長く香ることを可能にしている。
センソのボトルはウンガロがデザインするイブニングドレスそのもの。ドレープがかったショッキングピンクのドレスに鮮やかなブルーとゴールドという大胆な色あわせはウンガロの世界を映し出しています。はっとするような華やかさを感じさせるセンソの香りは、パーティの席やデート時などに最適の香水。
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