香りの分析 〜fragrance analysis 〜
1989年よりクリスチャン・ディオールのデザイナーも勤め、イタリアのファッション界をリードしてきたジャンフランコフェレは、ファッションデザイナーとして活躍する以前にアクセサリーデザイナーとしての名声を得ていた。
そんなジャンフランコフェレが始めて創作した香りは、古き良き時代の輝ける思い出や心の躍動を揺らめくクリスタルになぞらえ、彼が常に追求してきた“クラシカル”をテーマに、本物のリッチと洗練が凝縮された香りである。
その香りは、チュベローズやジャスミン、イランイランを中心としたフローラル調の香りであるが、このリッチで甘い香りだけを強く押し出した香りではない。
トップノートの優しいフルーティノートは、その後に続く豊かで美しい香り立ちの幕開けに過ぎず、それは瞬時に消え去り、ベルガモット、オレンジフラワーのビターフレッシュノートやグリーンノートのヴェールで包まれた魅惑のフラワーノートへと続く。
そして時間の経過とともにそのヴェールが剥がされ、姿を現すリッチフラワーノートは少しずつ変化し、ウッディ、アニマリックなベースノートへと溶け込んでゆくのである。
この魅惑のフラワーノートがいかに美しく姿を変え輝くのか、これが「ジャンフランコフェレ」という香水の真髄である。光の当たる角度によってキラキラと輝き続ける宝石のように、ジャンフランコフェレもどの部分を切り取っても美しく魅惑的な香り立ちを感じることができ、身に纏う者を陶酔させるのである。
クラシカルでリッチな香水でありながら、バランスの取れた重たくない香りですので、ハイセンスでアッパークラスな装いはもちろんのこと、カジュアルな装いにも「華」と「格」を与えることができ、身に纏う者の個性でアレンジを楽しむことができます。
貴方の個性により一層の輝きを… マストな香水としてお勧めの1本です。 |