香りの分析 〜fragrance analysis 〜
女性調香師として先駆者的な存在であったジャクリーン・クチュリエが1973年、コリアンドレを世に送り出すため、自身のフレグランスハウスを立ち上げたという伝説の名香。
香調は香水を愛する人々が最後に行き着く香りのカテゴリーと言われるシプレ・ウッディ。華やかさに惑わされない、香りの奥深さと優雅さ、そして調香の巧みを感じることができる香調。
スパイス様のコリアンダー、ビターなオレンジフラワーやアンジェリカが切れ味のよいトップノートを構成。続くミドルノートはローズやジャスミンなど、王道のフラワーが女性らしさを表現。ベースノートにはシプレ調の定番オークモス、サンダルウッド、パチュリーなどが含まれ、どっしりとした深い森林を髣髴させる。
天然香料が豊富に含まれるコリアンドレは、生活を豊かに過ごすアロマコロジー効果も期待できる優秀な香水。
特にパルファムは香りの透明度が高く、コリアンドレの奥深い香りを存分に感じられます。穏やかに長く香る持続性がありますので、身に纏う人自身も心地よく、また周囲の人々にもさりげなく香ります。
湿度の高い日本の気候に適した透明感のある爽やかな香りは好感度の高い香水です。 |